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おばあさん猫・ムニとヒトミと、ちょっとグーちゃん

今から18年前、東京からイタリアのトリノへ移り住んだ私と愛猫ム二とヒトミ。今では21歳を超えた二匹たちとの暮らしぶりや、老猫介護苦労話、新しくやって来たラブラドールのグーちゃんとの楽しくて切ない記録です。

1月29日 

 

一日中寝ているだけになって、

もう鳴き声も出さない。

おしっこの量も減ってきたみたい。

お尻の周りがかぶれたみたいになっているから

オムツももうやめたのだけれど、

5時間も6時間も汚れていない。

 

もういよいよなのかな。

悲しくて悲しくて、

ムニへの想いがいっぱい溢れてくる。

ガラにもなく、詩のようなものまで。

 

「ムニや、雪が降ってきたよ。

こんな朝に出かけて行くのは

寒くないの。

 

ムニや。

あなたがもうすぐいなくなる。

胸が張り裂けるほど悲しいことなのに、

私は人間で、あなたは猫だから、

へへ、寿命だからね、と

笑っていなければいけないの。

 

明日の仕事は滞りなく出かけて行って

ちゃんとこなさなくちゃね。

たかが猫が死んだぐらい、とあなたの死を

貶められないようにしたいから。

 

ムニや、眠っている時間ばかりが日に日に長くなっていく

あなたの横顔を見て泣く私を、

サラが慰めてくれたよ。

ママ、ムニは幸せそうな顔をして眠っているよ。

やっと、こんなに重たくなった古い身体を捨てられるって。

そうして新しい猫になってママのところへ帰ってくるから、

ちゃんと気がつくように待っていないとね、って。

 

ムニや、ム二ちゃん、ムニやん、いろんな呼び方をしたね。

だけどやっぱりお別れは悲しいよ。」